孫右ヱ門について

創業222年(寛政2年)の歴史が物語る茶へのこだわり

孫右ヱ門の理念

伝統と革新を織り交ぜた茶の世界を創造する

弊社は初代から現在まで222年、代々その情熱と理念、経験からの技術などを財産として継承してまいりました。

そのもっとも大切な財産ともいえる弊社の手摘み園では、一般的な茶園では年二、三回茶葉を摘むところを、茶木の樹勢や茶葉の品質重視のため一回しか摘まないようにしております。また、気温や天候は毎年違うため、いつも同じものが出来ないのが自然の産物の宿命ではありますが、代々培われてきたノウハウと日々の努力により、毎年自分たちがベストと思う品質のお茶を作ろうと努力しております。

そして、そのような大切な茶畑のさらに一角で、「一生一品」と願いを込め、いかに「おいしく」、いかに「香りが良く」、いかに「色鮮やか」であるか、という「究極」を求めたお茶を作り続けております。

弊社が今まで真っ正直に日々造り続けてきた最高のお茶を、一人でも多くの方に是非飲んでいただきたい、それが弊社の願いです。


伝統

化学や機械技術の発展は常に日進月歩、テクノロジーありきの時代ですが、弊社では自然素材を使用したり、新芽を手摘みで収穫するなど、出来るだけ昔と変わらぬスタイルを受け継ぐことで、上品で美味しい茶葉の本来の味を未来へ伝え続けていこうと考えております。

革新

古き良き伝統は弊社の財産ですが、そこに留まるのではなく、代々引き継いできたノウハウや経験、自分が磨いてきた味覚を武器に、今、そして来るべき時代の市場ニーズに合った新感覚の商品を生み出しています。次は世界をターゲットに、世界の様々な地域の方にお茶を楽しんでいただけるよう、さらなる挑戦を続けてまいります。

創造

現在、日本のほとんどの茶農家では、効率を重視する考え方から茶葉を機械で刈り取る方法がとられています。しかしながら、そのような機械による収穫では、どうしても刈り取りの際に茶葉に破砕面が増え、それが雑味や雑菌が発生する原因となってしまいます。そのため弊社では、あえて昔ながらの方法にこだわり、お茶摘みさんが新芽を一つ一つ丁寧に手摘みで収穫しています。

また、できるだけ化学肥料を使わない施肥を心がけ、ニシンなどこだわりのある有機肥料をメインに使用しています。

土壌などのコンディションにこだわりの強い京都の生産者の中でも、ここまで肥料にこだわっているのはほんの数軒、全国規模でも極めて稀といわれています。こういった弊社の生産者としての努力の全ては、少しでも品質の高いものを、昨年よりも少しでも美味しいお茶を造り続けたいという、進歩を続けたいという一心によるものです。